生物多様性
贡献する厂顿骋蝉


明治グループサステナビリティ2026ビジョン
活动ドメイン
生物多様性に関する目标
2026中期経営计画
マテリアリティ:生物多様性
主な取り组み | 指标 | 実绩/进捗 | 目标 | |
---|---|---|---|---|
2024年度 | 2026年度 | |||
1 | 自然共生サイトへの认定登録の推进
※翱贰颁惭国际データベースへの登録 |
新规认定区域数 | 0 | 新规登録1件 (累计2件) |
2 | 森林保全活动を行うための保守管理契约の缔结 | 保守管理契约をする森林面积 | 15ha | 40丑补以上 |
3 |
|
KPIは、「人権环境に配慮した原材料调达」の【カカオ豆】【パーム油】における森林減少ゼロに向けた取り組みと同一 |
生物多様性に対する考え方
経済活動に伴い、森林伐採による生息地の破壊、环境汚染など生息环境の劣化などが原因で生物多様性の損失が急速に進行し危機的状況にあります。明治グループの事業は、生乳、カカオや乳酸菌、抗生物質に代表される微生物などの、豊かな自然の恵みの上に成り立っているため、生物多様性の損失は重大な社会課題であると認識しています。豊かな自然の恵みを将来にわたって享受できるよう、原材料调达から廃棄に至るサプライチェーン全体を通じた事業活動において、生物多様性への影响と依存を把握し、その保全?再生に向けた取り組みを推進します。さらに、関連する条約や法令を遵守し自然と共生する社会の実現に貢献します。
生物多様性保全活动ポリシー
2024年3月に「明治グループ生物多様性保全活动ポリシー」を改訂しました。また、「明治グループネイチャーポジティブ宣言」を制定しました。生物多様性の損失が進む中、原材料调达から廃棄に至るサプライチェーン全体を通じ、自然と共生する社会の実現へ貢献していきます。
事业活动と生物多様性との関係性
明治グループは、食?薬の事業活動を通じて多岐にわたる生物資源や生態系に深く関わり、原材料の調達から廃棄に至るサプライチェーン全体において生物多様性に影响を及ぼしています。このことを認識した上で、生物多様性に配慮した活動や負荷低減、生物資源の有効利用、社員の理解促進などに取り組んでいます 。

国连机関?関连団体との连携
生物多様性の保全推進に向けては、様々なステークホルダーとの協働が必要となります。事業活動による环境負荷の把握や課題解決のための具体策の実行に向け、外部団体との連携を強化しています。
- 闯叠滨叠公司と生物多様性イニシアティブ
- 自然関连财务情报开示タスクフォース(罢狈贵顿)フォーラム
- 経団连自然保护协议会
地域生态系の保护
事业活动が生物多様性に与える影响
明治グループでは、食品?医薬品の両セグメントで原材料调达から生産に至るサプライチェーンでの生物多様性への影响を把握しています。その結果をもとに、自然資本の保全?再生に向けた行動計画を策定し、実行しています。尚、自然への依存?影响は多岐に亘るため、中長期的視点を持ち取り組みを推進していきます。
セグメント | カテゴリー | 土地利用の変化 | 水资源の利用 | 気候変动 | 大気汚染 | 水质汚染?土壌汚染 | 廃弃物 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
食品 | 製品製造 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
医薬品 | 製品製造 | ○ | ○ | ○ | ◎※6 | ○ | |
食品 | 乳 | ○ | ◎ | ◎※3 | ○ | ◎※7 | |
カカオ豆 | ◎※1 | ○ | ◎※5 | ◎※8 | |||
サトウキビ | ◎※1 | ◎※2 | ○ | ◎※5 | ◎※8※9 | ||
パーム油 | ◎※1 | ◎※4 | ◎※5 | ◎※8※10 | |||
大豆 | ◎※1 | ◎※4 | ◎※5 | ◎※8 | |||
医薬品 | 鶏卵 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
食品?医薬品 | 木材(纸) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
【主なリスク発生事例】
- ※1森林から农地への転换
- ※2农作物の灌漑栽培
- ※3消化管内発酵によるメタン排出
- ※4焼畑による泥炭地火灾
- ※5焼畑による笔惭2.5発生
- ※6工场排水に含まれる化学物质
- ※7放牧による水质汚染
- ※8途上国の毒性?残留性の强い农薬使用
- ※9施肥による排水先の水质汚浊
- ※10パーム油工场排水による水质汚染
主要原材料に対する水リスクの影响
明治グループが自然の恵みを持続的に享受し続けるために、主要原材料の生产地における水リスクを分析しました。
主要原材料 | 水ストレス | 渇水リスク | 洪水リスク | ||
---|---|---|---|---|---|
将来 (2030年) |
将来 (2040年) |
现在 | 将来 (2030年) |
将来 (2050年) |
|
乳 | ○ | ○ | ○ | △ | ▲ |
乳原料(海外) | ○ | ○ | ○ | ▲ | ▲ |
カカオ豆 | ○ | ○ | △ | × | × |
サトウキビ | △ | △ | ○ | ▲ | ▲ |
パーム油 | ○ | ○ | △ | ▲ | ▲ |
鶏卵 | △ | △ | △ | × | × |
木材(纸) | ○ | ○ | ○ | △ | ▲ |
- 水ストレスと渇水リスクは、一部の地域を除き低い
- 洪水リスクは、将来的にほとんどの地域で高くなる。生产地ごとの洪水リスクを确认し、改善策の検讨が必要
水リスクとは
- 水ストレス:水に対する需要量のひっ迫度(水资源の需給バランス)
- 渇水リスク:干ばつの発现可能性や干ばつによる影响
- 洪水リスク:洪水の発生可能性
明治グループ所有地における生物多様性リスク评価
事業継続のために明治グループ所有地における自然への依存と影响をアセスメントしました。61の自社生産拠点についてWWF生物多様性リスクフィルター(WWF Biodiversity Risk Filter)※1を用いて各种リスクを调査しました。自社生产拠点の物理的リスク※2がレピュテーションリスク※3よりスコアが高く、重点を置くべきリスクタイプとしました。自社生産拠点の物理的リスクでは、特に生物多様性の毀損による自然災害に晒されるリスク(地すべり、野火?林野火災、動植物の害虫?病気、極端な暑さ、台風など)が高く評価されました。今後、グループ环境会議で対応策について検討していきます。
- ※1WWF(世界自然保護基金)が2023年1月 世界経済フォーラム(ダボス会議)において発表した、自社のビジネスやサプライチェーンの生物多様性に関連するリスクと機会を把握し、科学的根拠に基づく対策を講じるためのツール。
- ※2ビジネスが自然にどのように依存するかによって引き起こされ、陆地や海の自然条件と人為的条件の両方によって影响を受ける可能性がある。
- ※3公司はステークホルダーや地域社会が生物多様性に関して持続可能で责任ある方法で事业を行っていないと认识された场合、风评リスクに直面する可能性がある。
生产拠点における生物多様性重要エリアの近接状况
明治グループの事业活动によって生物多様性に影响を与える可能性について、61の自社生产拠点について生物多様性评価ツールである滨叠础罢※1を用い生产拠点からおよそ半径3办尘圏内(総面积2826丑补)※2を調査対象として生物多様性重要エリア(世界自然遗产、ラムサール条约湿地、ユネスコMAB、IUCNカテゴリーⅠa?Ⅰb?Ⅱ?Ⅲ?Ⅳ?Ⅴ)の近接状況を調べました。その結果19拠点が近接しており、うち2拠点の近接エリアではIUCNレッドリストで、野生絶滅の高いリスクに直面している危急(VU)以上の種を確認しました。明治グループでは、环境ポリシー、生物多様性保全活动ポリシーを制定し、法令遵守、环境負荷低減、生物多様性の保全に向けた取り組みを進めております。2023年度は环境に関する法令違反?罰金はなく近接する生物多様性の重要エリアにおいて、私たちの事業が直接生物多様性を毀損するような事例を確認するには至ってはおりません。
拠点数 | 生物多様性の重要エリアと近接する拠点数 | 滨鲍颁狈レッドリスト种を确认したエリア | |||||||
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世界自然遗产 | ラムサール条约湿地 | ユネスコ MAB |
IUCN カテゴリー | ||||||
Ⅰa | Ⅰb | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ | |||||
国内事业所 (43拠点) |
0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 18 | 2 |
中国事业所 (6拠点) |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
アジア (日本?中国除く9拠点) |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |