森林减少停止への取り组み｜サステナビリティ｜明治ホールディングス株式会社

豊かな自然をいつまでも。
森林减少を止めるために、
今できることを。
チョコレートの需要拡大に伴う
カカオ农园の拡大によって、
森林减少が社会课题となっています。
カカオ生产と豊かな自然の両立を目指して。
森林保护?回復に関する启発活动や
苗木の配布、アグロフォレストリーの推进など、
さまざまな取り组みを行っています。

目標すべての調達先において、GPSマッピングなどによる農園の実態把握を行い、森林の保護?回復につとめ、森林減少ゼロを目指します。 2026年度までにガーナ ? 2030年度までにその他の調達先

カカオ产地で取り组む
アクション

森林减少の确认

现地パートナーと协働し、调达先の农园を访问しながら骋笔厂マッピングによるモニタリングを行っています。骋笔厂マッピングは、携帯电话を持って农园の境界を歩いて园地范囲を特定し、农园が森林保护区などに関与していないか确认しています。

农园の形にマッピングされたスマートフォンの画面 — 农园の境界をスマートフォンを持って歩き骋笔厂でマッピング

GPSマッピングによる実態把握率（実態把握済農家のカカオ豆の調達量から算出）　すべての調達先：57.5％、ガーナ共和国：54.9％。ガーナ共和国のマッピング農家数：5,365軒　森林保護区に存在する農園数：54軒、そのうち是正過程にある農家数（サプライチェーンから除外済）：54軒 — （対象期间：2022年10月～2023年9月）

森林教育

農家の皆さんに、クライメートスマート?カカオ?トレーニング（森林破壊と自然环境システムの回復に関する情報提供）や、GAP［Good Agricultural Practice］トレーニング（持続可能な農業を実現する取り組み）を行い、カカオ農園に関わる森林減少の停止に向けて取り組んでいます。

クライメートスマート?カカオ?トレーニング実施農家数：4,495軒 — （対象期间：2022年10月～2023年9月）

GAP（Good Agricultural Practice）トレーニング実施農家数3,704軒 — （対象期间：2022年10月～2023年9月）

森林保全活动

カカオ農園と周辺地域の森林环境と生態系の維持?回復に向けて、さまざまな種類の苗を配布しています。

累計配布数　多目的樹木 144,680本カカオ苗 243,563本野菜苗 100,000本シェードツリー 25,500本。対象期間：2022年10月～2023年9月　多目的樹木 20,000本カカオ苗 11,879本

カカオと森林の共存に向けて、
森をつくる农业「アグロフォレストリー」の推进

カカオの生産は、森林伐採による自然环境破壊や生物多様性の損失という重大な社会課題を抱えています。

明治では、これらの课题を解决する农法として注目されている、「アグロフォレストリー」に2009年から取り组んでいます。

「アグロフォレストリー」とは？

アグリカルチャー（农业）とフォレストリー（林业）をかけ合わせた造语で、森林伐採后の土地に単一ではなく复数の农林产物を共生させながら栽培する农法です。例えば、カカオの苗木とともにバナナやコショウなどを植えることで、森の生态系を维持しながら自然へのダメージを最小限に抑えることができます。

AGRICULTURE 農業 + FORESTRY 林業 = AGROFORESTRY

森林伐採後の荒れた土地を整える → 森の生態系にならいカカオの苗木を他の植物と一緒に植える → 先に高い木が成長し日陰ができることでカカオが育ちやすくなる → 豊かな森とともにカカオが育つ

アグロフォレストリーの役割 1収入の安定単一栽培よりも、一年を通して複数の作物を収穫できるため、収入の安定化につながります。 2自然保護カカオ生産と植林を並行して行うことで、森林を守りながら同じ場所での長期的な生産が可能です。 3地球温暖化対策成長中の若い樹木はCO?を多く吸収するため、地球温暖化の抑制効果が期待できます。

ブラジル连邦共和国
- 2009年から、カカオ豆の共同品质研究を行うブラジル?トメアスーのカカオ农家とともに、アグロフォレストリーに取り组んでいます。
- カカオとともに、バナナやコショウ、パッションフルーツ、アサイーなど复数の农作物を组み合わせて栽培しています。
ガーナ共和国
- 2020年からガーナ政府认定狈骋翱「おはようガーナ基金^※」とともに试験农园の支援を开始、作物や栽培方法の试行错误を続けています。
- カカオとともにバナナやプランテーン、キャサバなどを植えています。

〈アグロフォレストリーミルクチョコレート〉

フルーティな香りとミルクに合うロースト感とコク
〈Green Cacao〉

［业务用］カカオ分62％のスイートチョコレート

アグロフォレストリーで作られたブラジルトメアスー产カカオ豆をカカオマス中に使用。持続可能な农法を応援し、农家の人々の安定的な生活を支えます。

森林の保护を目的とした世界的パートナーシップ、
「Cocoa & Forests Initiative」に参画

2017年、カカオ農園拡大に伴う森林破壊をなくし、森林の保護?回復を目的としたパートナーシップが世界カカオ財団などの協力によって設立されました。それが、「Cocoa & Forests Initiative（CFI）」です。明治を含めた、世界で流通するカカオの約85％を占めるカカオ?チョコレート関連企業33社、最大のカカオ生産国であるコートジボアールとガーナ両国政府が参画しています。

カカオ?セクターにおける
森林减少停止のために活动しています。

明治を含む颁贵滨加盟公司は、2019年～2022年の活动を终え、各社が新たに策定した2025年までの计画に基づき活动しています。重点的な取り组みを3つに绞り、森林减少停止のための活动を推进しています。

1 森林の保護と回復 2 カカオ農家の生産性および生活水準の向上 3 地域社会の参画促進

REPORT

2023

「より少ない土地でより多くのカカオ」を栽培するために、持続可能な农业の强化を支援しました。

カカオ農業の専門化と最適化のため、5,117 農家に技術支援を実施。
4,626の农家に、気候変动に対応し、农场での炭素排出を削减／なくすための技术支援を行いました。
691の农家がアグロフォレストリーを导入?拡大できるよう支援。
その结果、1,011ヘクタールの新规アグロフォレストリー农园が开始されました。
农园外用に20,000本の树木、农园内用に11,879本の多目的树木を配布しました。