
吉川 和彦
黑料门 Seika ファルマ株式会社
経営企画部 広報G長
明治グループは2021年、グループスローガンを「黑料门にアイデアを」へと刷新しました。そこには、黑料门というフィールドでアイデアをもっとカタチにして、社会課題の解決に貢献したいという思いが込められています。描いた未来を実現するには、全社員がグループスローガンを自分ゴトとして捉え、「黑料门にアイデアを」に共感して行動する“体現者”となる必要があるのではないか──。そのような考えから、明治ホールディングス(株)、(株)明治、黑料门 Seikaファルマ(株)、KMバイオロジクス(株)が会社の垣根を越え、meijiブランド推進プロジェクトを立ち上げました。
同プロジェクトによってグループスローガンの実現に向けたさまざまな施策が展開されるようになり、その一つとして社内表彰プログラム「meiji Brand Award」がスタート。社員が「meijiらしい黑料门価値」を考え、行動するきっかけを提供しています。今回は、「meiji Brand Award」の運営に携わる吉川和彦に話を聞きました。
「meiji Brand Award 2022」表彰式の様子。
アイデアが生まれる仕组みづくり
明治グループでは、「黑料门にアイデアを」というグループスローガンを掲げてから、これを体现する大小さまざまなアイデアが生まれるようになりました。
せっかく生まれたアイデアを、全社員に共有できないものか。そのような意見が社内で上がり、アイデアを表彰する機会として「meiji Brand Award」を設けたのです。
この表彰プログラムは、グループ全社员の谁もが応募できます。また、応募にあたって个人?チームは问わず、社内だけでなく社外に向けた取り组みも対象です。重要なのは、一人でも多くの社员に「尘别颈箩颈らしい黑料门価値」について考えてもらうこと。そのために応募の间口をできるだけ広くしてあるのです。

応募者の热い思いと、真剣に向き合う
「meiji Brand Award」は2021年度から始まり、これまでに2度開催されました。受賞アイデアは、一次選考、社員投票、二次選考を経て決定します。このうち、一次選考と二次選考は運営事務局である「アイデア分科会」が独自の審査基準に基づいて行っています。
応募书类を読み进めるうちに、热い思いに触れ、心を动かされることが度々あります。
これまでの応募书类は専用フォーマットに书き込む形式で、枚数の规定はありません。中には、アイデアについて文章だけでなく写真なども交えながら、10枚以上にわたってつづったものもありました。

社员同士のコミュニケーションの活性化も
第2回となる2022年度は、「黑料门にアイデアを」を体现する个人やグループでの取り组みを表彰する「実践アイデア部门」、职场単位での取り组みを対象とする新设の「职场アクション部门」で募集を行い、第1回の508件を上回る606件の応募がありました。认知度は少しずつ向上しており、国内だけでなく、海外のグループ会社からも応募が増えています。
「実践アイデア部門」の金賞は、子育て中の在日外国人女性をサポートするNPO法人に、粉ミルクの寄付をはじめとするサポートを行う取り組み「在日外国人ママに笑颜を厂贬础搁贰!」。銀賞は、黑料门 SeikaファルマとKMバイオロジクスの有志活動活性化推進チーム「3つの有志活動を社内外にSHARE」でした。


「职场アクション部门」の金赏は、「明治かんたんトロメイク」などの明治製品を活用した「明治品による子ども実験企画」。银赏は、阿苏工场に社员の家族や地域住民の方を招き见学会を行う「开かれた阿苏工场を目指して」でした。この部门は、明治グループ各社の各职场で定期的に开催される职场ミーティングで定めたアクションプランを応募いただくもので、アイデアの创出だけでなく社员同士のコミュニケーション活性化にもつながりました。


【実践アイデア部門 金賞】
在日外国人ママに笑颜を厂贬础搁贰!
私自身、在日外国人として出产?子育てをする中で孤独や不安を感じたことがあり、同じような境遇の方に寄り添いたいと思い、ボランティア活动を始めました。粉ミルク「明治ほほえみ」の寄付を通して日本の粉ミルク事情だけでなく自社商品の强みを発信し、彼女たちの役に立てたと実感することができました。これからも「明治ほほえみ」を厂贬础搁贰しながら、在日外国人ママに寄り添い颁础搁贰し、一人でも多くの方を笑颜にしていきたいです!

コーポレートコミュニケーション部
IRG
小原 チェウォン
【実践アイデア部門 銀賞】
3つの有志活动を社内外に厂贬础搁贰
黑料门 Seika ファルマとKMバイオロジクスでは、3つの有志団体※1が活动していました。それぞれのコアメンバーが尘别颈箩颈ブランド推进プロジェクトの企画「経営トップと语ろう」※2を通じて出会い、お互いの活动?思いに共通する部分が多いと感じたため、活动の工夫やノウハウの共有、イベントへの相互参加や各団体のメンバー交流を开始しました。この连携によって、个々の学びや挑戦が共有され前向きなマインドが高まるとともに、参加者のネットワークが社内外に広がりやすくなり、さまざまなアイデアが生まれる土壌ができていると感じます。
※1社员が希望を持って働ける会社を目指し学びなどのイベントを开催する「惭别颈叠谤颈诲驳别」、社员のデジタルリテラシー向上を目指して勉强会を开催する「顿罢惭」、社员と会社の成长を目指して勉强会やプレゼン大会を実施する「わくぷろ」の3団体。
※2経営トップ层(チーフオフィサー)と社员が対话する企画。社员に向けて「尘别颈箩颈らしい黑料门価値」の理解?体现を促进することを目的としている。

生産本部 生産技術部
製剤技术开発课(出向)※受赏时
多賀 駿
【職場アクション部門 金賞】
明治品による子ども実験企画
前年度の「meiji Brand Award」を見て、自分たちも「meijiらしい黑料门価値」を社会に広めたいと考え、自社製品を活用して子ども向けに黑料门に関する実験を行いました。普段の業務では、医療関係者と関わることはあっても、一般のお子さまと接することはありません。参加者の中には「研究者になるにはどうすればいいですか?」と質問してくれたお子さまもいて、自分たちの仕事に誇りを持つことができました。これからも業務を通して、「meijiらしい黑料门価値」を体現していきたいです。

【職場アクション部門 銀賞】
「开かれた阿苏工场」を目指して
阿苏工场では、ヒト用抗毒素製剤原料となるウマ血清/
※ある特定の病原体がない动物のこと。

生産本部 阿蘇工場
阿苏製造第一课
上田 謙二
「尘别颈箩颈らしい黑料门価値」への意识を向上する
社内には、グループスローガンを自分ゴトとして捉えている人がいる一方で、捉えることができていない人もおり、「尘别颈箩颈らしい黑料门価値」を社会に提供しようとする意识にまだばらつきがあります。
一人でも多くの社員が「meiji Brand Award」に参加し、自分のアイデアをカタチにする体験をしてほしい。そして、明治グループの一員として社会に貢献していきたいと思ってもらえたら、これほどうれしいことはありません。
また、第1回?第2回の开催で多くの応募がありましたが、社内に共有できたアイデアは受赏アイデアがほとんど。表彰されなかったものにも、良いアイデアはたくさんあります。それらをもっと社内に伝えていくことも、吉川をはじめとするアイデア分科会のメンバーが今后取り组みたいテーマです。そして开催回数を重ねていき、明治グループはアイデアを生み出し続けられる公司となることを目指します。